私はFFのマニュアル車に乗っている。車の販売台数のうち95%はオートマ車である。これってとってももったいないことだ。とてもマニュアル車というのは楽しい車だからだ。いま、運転を楽しむ人が減っているのだなぁとおもう。だから道具としてオートマを選んでしまうのだろう。あまり運転自体をしなくなっているように思う。それがこのオートマ全盛時代を迎えた原因ではなかろうか。
私に言わせればオートマは右足一本で操作せねばならず、とてもつかれる。マニュアルは両足を使って運転していくのでバランスよく走っていく。片手でお盆を持つのと両手でお盆を持つのはどちらのほうが安定するだろうか?間違いなく両手であろう。そういう感覚だ。
エンヂンの調子と、路面の傾斜、車体が持つ慣性などを十二分に利用していけばいい。人車一体の感覚を楽しめるのがマニュアル車なのである。マニュアル車を運転していると必然的に運転がうまくなるのはそういうわけなのだ。うっかりしているとエンストする。その感覚があるから、集中力が持続できるのである。他にもいろんな要素があるけれど、まずはクラッチミートをしてもう一回クラッチを切ることを繰り返すことで、感覚的なものはつかめるのではないかと思っている。
オートマしか乗ったことのない人にマニュアル車を体験できる場所を作りたいというのが私の夢だ。