岡田沙織さんという方がいる。あなたは何も悪くない。

この方と少しだけやり取りさせていただいたが、本当に素晴らしい方である。この人への協力はそのまま社会貢献になると思っている。それぐらい、今、苦しんでいる人たちへ手をさしのべている人だ。

岡田沙織さんはこんな方。

暖かで落ち着いた声。穏やかで冷静な視線。こういう人が苦しんでいる人を救っていくんだろうなあと思う。スッと心のブロックを解除するような、そんなふるまいが自然にできる方である。

リアルに岡田沙織さんの声を聞きたい方は、毎週水曜日16時から渋谷クロスFMにて生放送が聞けます。渋谷クロスFM

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あなたはなにも悪くない。

私もこの本を読んだが、究極のリアリズムだと思った。困難な状況を乗り越えて一歩を踏み出すには、こういうスタンスで望む必要があるのだなと学ぶことができた。気づいてみたら、あ、そういうことなんだというぐらい簡単なことなんだけれど、なかなかに、それを認めたがらない常識や、固定観念といったものが邪魔をする。自分がどう回りの状況を認識し、一歩一歩踏み出していくのか。そのヒントはどんな人の前にもあって、それに気づかないだけなんだなと。いや、あえて気づこうとせずに、苦しみ続けてしまったのかもしれない。

私のなかで古びた心理学の知識、知見が、久しぶりに顔をだし、また新しい本も読みたくなってきた。岡田沙織さんはかなりしっかりと勉強されておられるなと、読書中に感じた。心理学で言うところの自我、超自我等の考え方も、さらっと出てきていたように思った。大学1年生ぐらいで読むとちょうどいいんじゃないかと思う。

岡田さんのやろうとしていることが、組織化され、より多くの子供たちのもとへ届けばいいと思っている。それは社会を守る強い強い力になると思うのだ。だから協力したいと思うのだけれど、いかんせん、私もすぐには動けない。家族もいるし、仕事もある。でもそれでもできることはあるんじゃないか。そんな風にいつも思っている。

何かいいことをしたい。という人は数多い。でもどうしていいかわからないという人が大半だ。そんな方も、自分自身が穏やかになって街角を歩き、心地よい状態で過ごせば、それだけで人を助けることもある。助けられることだってある。疑惑と不信に染められてしまったこの日本で、一人でも多くの心が豊かになり、よい方向へと向くようになるといいなと思う。岡田沙織さんの取り組みはそんな一歩でもある。

単純に励ますことは簡単で無責任だ。今苦しんでいる状況をどう受け止めて、次に進んでいくか。それが求められているんだと私は思う。

一読をおすすめする本である。