会社にとっての利益とはなにか?

これを勘違いしているひとたちが非常に多いと思う。ただ単にお金を積み上げるだけであったら、そもそも事業なんか起こす必要はなく、人を雇う必要すらなく、金塊を抱えてじっとしていればいい。それのほうがよほど利益が上がると思う。
何を持って利益となすかは、会社の経営者の考え方によって異なる。従業員は契約をしている以上、それに拘束されるのは当たり前である。その価値観が合わなければ契約を解除してその会社を去ればよい。

損保会社は保険金支払いを渋る。自動車保険や傷害保険(損害保険会社)を、しっかり見抜きましょう。
このような事件が起きるのも、保険会社にとっての利益とはなんなのかがわからないまま、経営をしているという状態だからである。保険会社はなぜ存在しているのか?交通事故が起きた時の保障をしてほしいからである。事件の解決こそが商品であると言えるだろう。その商品の品質をケチるということが、果たして保険会社の利益になるんだろうか?という素朴な疑問に対して、おそらくは保険会社の人間は誰も答えられないと思う。世の中はそんなもんさと嘯いて、不条理を押し付けてごまかすのだろう。これは結局のところ自分の首を絞める行為であることに気づくだろうか?気づいていても気づかないふりをするのだろう。この空虚な仕事こそが日本人の見栄っ張りの裏側だ。
ほとんどの人間は事故などに遭遇せず、黙ってお金を払い続けているだけだから、そこを誤魔化せばいいと安易に考えている。とまでは言わないが、それにちかい状態になっているのではないか?生命保険、損害保険会社のビルが都心の一等地に立ち続けている限り、そう思ってしまう。
なぜ、保険会社は税制上優遇されているのか?交通事故や不慮の怪我、病気や大黒柱の死亡に対して備えるものであるからだ。これを形式的なものと考えてしまっている現状は異常なのである。
これらは情報公開することが必要な分野だと思う。自動車保険がだいぶ安くなってはいるけれども、それは本当に保障があるものなのか、疑問になりつつあるということだ。
これだけ大事なことなのだから、もっと情報公開されたほうがいい。その圧力がないから、保険会社は単なる資金集めビジネスへと堕落してしまったのだろうと思う。日本の会社は理念なく漂流している。お題目を掲げても当人たちが信じていない。
まずは公開された情報から紐解いていくインテリジェンスが、必要なのだと思います。